厄年について、間違った認識している人が非常に多くいます。そこで、よくある2つの間違った認識を正しく理解しましょう。まず厄年について、自分や周囲の人に悪いことが起こる年だと認識している人もいるかもしれません。女性の厄年は33歳で「散々」、男性の厄年は42歳で「死に」という語呂合わせができるため、悪いことが起きるという認識が広がったと考えられています。しかし、本当は自分のこれまでの人生を振り返り、中間決算するための節目を意味するものです。現代社会では長寿化や晩婚化が進んでいるため、女性の33歳も男性の42歳も人生はまだこれからの年齢と言えます。しかし、以前はこれまでの人生を振り返って、今後について考えるタイミングとしてふさわしい年齢でした。そのため、厄年は決して悪いことが起こる年ではないのです。

また、厄年について大きな決断をしない方が良い年だと思っている人も多くいます。大きな決断をすると悪いことが起きると考えている人もいますが、本当の意味は良い方向に自分の人生を変えられる年です。男性も女性もこれまでの人生においてさまざまな経験を通じて、これからすべきことややりたいことが見えてきているのではないでしょうか。しかし、年齢を重ねた分、リスクやデメリットについても考えてしまって決断する勇気が持てないことも増えてきます。そんな厄年だからこそ自分を変えるチャンスだと思って、新しいことにチャレンジしてみましょう。